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転売について。
虚偽の里親として名乗りを上げ偽って犬猫を引き取ったり、他人が飼育している犬猫を盗み、第3者に販売(転売)している者がいると話を聞くことがあります。
果たして真実なのでしょうか。
人を騙して引き取ったり、盗んでまで犬猫を得るメリットとは儲かるからと信じての行いでしかないと考えます。
犬猫の販売時期(価値のある時期)とは、生後40〜60日程度です。
事実、ペットショップ等に行きますとその頃の日齢の犬猫には高額な価格が付いております。
その中でよく見て下さい。
その時期に売れ残り大きく育ってしまった犬猫たちは、お店の片隅で数十%offとバーゲン価格になっていませんか。
育ってしまった犬猫は、シッョプとしては消費者ニーズの少ない(販売機会が少なく、メリットが乏しい)出来ることなら一刻も早く手放したい子となるのです。
ペットショップも利益追求型の販売店です。
消費者ニーズの高い生後40〜60日程度の犬猫を多く提供させることが利益に直結するのです。
どうせ犬猫をショップに置くのならば高価値である生後40〜60日程度の子を選択することが当たり前です。
生後数ヶ月も過ぎた犬猫たちは、商品としての価値が限りなく低くなるのです。
純血種であろうと、血統書が付いていようと、大きく育った犬猫は販売されるルートも相手もありません。
里親で搾取したり、よそ様の育てている子を盗んでも、怪しげな都市伝説のように金銭に変えられるメリットはないのです。
そんな犬猫、多少価格が安かろうとどこの誰が買い求めるのですか?
そもそも信頼性を重視しているペットショップが、出産元や飼育先も分からぬ犬猫を購入し、再販するなどと言うことがありえないのです。
ならば販売先を一般の子犬市場ではなくブリーダー相手に将来の父母犬としての販売を考えても不可能と言わざるを得ません。
ブリーダーこそ遺伝情報や血統を重視します。
怪しげな犬猫から生まれた子は遺伝性疾患が現れる恐れが大きく、しいてはブリーダーの信頼性をなくす結果となります。
多少安価で購入できたとしても、将来問題が発生する恐れのある犬猫を求める訳がありません。
成犬を販売しているペットショップを何件ご存知ですか?
たとえ販売していたとしても僅か1〜2匹であり、身元も売れ残りの子がそのまま育ったと実証されることでしょう。
母の代から数十年間犬に関わる業界に携わってまいりました。
成犬の販売ルートは絶対にないと言えます。
※パピーミルや繁殖屋、盗品売買に躊躇ない者たちは存じません。
お願いです。
「犬猫の転売に気をつけましょう」などと放言することはお止め下さい。
その言葉で里親詐欺師や盗人が安易に儲かると犯行に及ぶかもしれません。
成犬は販売手段もなく、無闇に手に入れたにしても金銭には買えることは出来ないことを告知啓蒙していただきたいと考えます。
09.08/09
犬の再販(転売)